自己重要感とは?
お客さん宅の命日の一週間ほど前に、必ずその墓を掃除してくれる墓石店があると言います。
お客さんは、墓石店が掃除してくれたことすら気が付かないかもしれません。
墓石店とは、墓石を買う時だけの付き合いという人がほとんどではないでしょうか?
墓石店の店主がここまでする理由は何でしょう?
一番の理由はお客様への心遣いでしょうが、この店主の仕事への誇りとか愛情というものが感じられますね。
お客様に愛されるお店は、こうした隠れた努力に支えられていることがわかります。
さて、あなたがコーチ型ビジネスで起業・副業するために不可欠な究極の方法をお伝えしています。
今日は、6ヒューマンニーズの三つ目「自己重要感」についてです。
自己重要感とは、自分を認めて欲しい、自分は重要な存在である、と他の人に思って欲しい気持ちです。
いつも自分のことを他人から認めてもらいたい。
自分の存在をわかってほしいと思う心です。
私たちは、自分のことを「価値ある存在」だと思いたい、という自己重要感に対する欲求が常に存在しています。
誰もがこの気持ちを持っています。
ただ、この気持ちが強すぎると人間間関係がうまくいかないことがあります。
私も「俺は部長だ。俺の言うことを聞け」というタイプの上司を何人も見てきました。
自分は偉いんだ、と言って自分のことばかり主張している人は嫌われ、人も離れていきます。
健全な自己重要感を満たすことが大切です。
健全な自己重要感とは、他人に貢献することです。
他人が喜ぶことで満たすことができることです。
しかも、自分がやりたいこと、自分が楽しいと思えることで貢献することができれば、ずっと続けることができます。
冒頭の墓石店の店主のように、お客様に気づかれなくてもお墓を掃除することは、まさに健全な自己重要感がなせるわざでしょうね。
毎日、職場に行くと自分の気持ちをよく理解してくれる人がいることはすごく嬉しいし、楽しいことです。
普段の何気ない会話の中で、私たちは知らず知らずのうちに自己重要感を満たされ、また満たしてあげています。
相手の自己重要感を満たしてあげること、相手のいいところを見つけてあげること、相手を認めること、が大切です。
コーチングにおいても「認める」というのはとても重要な基本スキルです。
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一般社団法人日本エグゼクティブコーチ協会 会長
株式会社コーチビジネス研究所 代表取締役
中小企業診断士
国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ
エグゼクティブコーチとして、独自に開発した『価値観の調和マネジメント』の中小企業の皆様への導入支援と組織開発に取り組んでいます。学生時代に支えて頂いた中小企業の皆様への恩返し・恩送りを胸に、大学卒業以来中小企業支援一筋で取り組んでまいりました。これまで関わった企業数は延べ3,800社になります。”経営者一人一人にコーチを”という社会の実現を目指し、『価値観の調和マネジメント』を通して、『幸せ創造企業』の成長と発展に貢献したいと考えています。