社会貢献を買う人たち

あなたはどんな人が記憶に残っていますか?

人は相手のことをその財力や社会的地位によって心に刻むものではありませんよね。

あの人のおかげと感謝し感銘を受けた時に、その人の記憶は鮮明に刻まれます。

つまり、世のため人のために何を為していくかを追求していくことが、人々に良い記憶を残せる自分づくりに通じます。

「あなたのおかげで今日があります」そんなことを言って頂ける人は幸せです。

私は、30歳の時に中小企業診断士の受験勉強のために日本マンパワーという専門学校に通っていました。

その時にご指導頂いた中西先生という方がいらっしゃいます。

4年前、他界されてしまったのですが、私の人生に大きな影響を与えた恩師です。

大手電機メーカーの人事部長の要職にありながら、日本マンパワーで受験指導などをされていました。
いつもニコニコしていて笑顔の素敵な方でした。

「これからの時代は、一人ひとりが社会に通用する力をつけることが必要だ。そしてそのことが社会に貢献することにつながる」ということを言っておられました。

私の中には、いつもこの中西先生の言葉が刻まれています。

中西先生のおかげで、私自身も日本マンパワーで講師をするようになり、何冊かの本を執筆する機会も頂くことができました。

また、小学校5、6年の時の担任の先生には「誰にでも可能性はある」という勇気を与えられました。

人生の節目節目で私に大きな影響を与えて頂いた方がいます。

あなたにもいると思います。
その方は、どんな生き方をし、どんな影響を与えてくれたのでしょうか?

さて、あなたがコーチ型ビジネスで起業・副業するために不可欠な究極の方法をお伝えしていきます。

今日は、6ヒューマンニーズの最後六つ目「貢献」のニーズについてです。

最近は「自分たちの消費」から「社会と繋がるための消費」へという新しい消費のカタチがいま、日本のマーケットを大きく大きく変えようとしているということが言われています。

確かに、最近の大学生などを見ているとボランティア活動に力を入れる学生が多くなっているのを感じます。

就職活動を有利に運ばせるためという人もいるようですが、純粋に社会のために、誰かのために頑張りたいという学生を目にする機会が増えました。

ある就職支援の団体のお手伝いに行った時のことです。
そこに参加した学生のほとんどが、就職せずにポランティア活動をしたいと言っていました。

そこで私は学生に「みんながボランティアになってしまったら、社会はどうなるだろう?」と聞いてみました。

私としては、素朴な疑問として聞いてみたのですが、後で参加した学生の皆さんから、衝撃的で考えさせられたというようなことを聞かされました。

人間は誰かの役に立ちたい、誰かを救いたい、誰かのためになりたい、と思っています。

私がコーチングを学んで人々の目標達成をサポートしたいというのも貢献ニーズからきています。

コーチングという仕事は、その人が変わっていくのを目の当たりすることができるとても魅力的な仕事です。

”過去と他人は変えられない”という言葉があります。
自分は変わることができても、他人を変えることなんて、普通はできないことです。

コーチングはあくまでもその人が変わっていくのをサポートするだけです。

誰かのためと言ってもそれはきれいごとで、実際には自分のためかもしれませんね。
自分が満足し、喜びを得たいからでもあります。

でもそのことで、その人も喜び、成長して頂けたらこんなに幸せなことはありません。

年齢を重ねるごとに、この「貢献」欲求が強くなってきているのを感じます。

一人でも多くの人に良い影響を与え、良い記憶を残すことができたら幸せでしょうね。

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