レバレッジを探す
今日の埼玉は久しぶりの雨となりました。
恵みの雨となったかもしれませんね。
さてライフコーチングにおける第一ステップとして、前回、クライアントの世界観を理解し尊重することが大切だということをお話ししました。
第二ステップでは、レバレッジを探すということをします。
レバレッジとは「てこの原理」と言われ、一般的に経済用語として使われています。
てこを使えば軽い錘で重い荷物を動かせるように、レバレッジを使えば少ない自己資本で大きな資本を
動かせることを言います。
ここでは今すぐ変わらなければいけない理由のことです。
「痛みと快楽」があるとすると、ほとんどの人は痛みを避けようとして行動します。
例えば、100万円を一所懸命稼ごうとするより、100万円を守ろうとして行動しませんか?
多くの人は「働かないとお金を上げない」と言われるから働いています。
このままだと家族が露頭に迷うとしたら、皆一所懸命働きますよね。
子どもに言われたからタバコを吸うのを止めたとか、子供がレバレッジになる人は多いです。
話をしていて、クライアントが自信をもって強く否定している時や、強く反対している時など感情が強く出ている時がポイントです。
その人が何のためだったら頑張れるかを探すことです。
「あなたは何のためだったら行動しますか?」
「あなたのレバレッジになっているものは何ですか?」
他人を動かすには、その人にとってのレバレッジを探すことです。
「もしあなたが今、これを変えなかったとしたらどんな痛み(不利益)がありますか?」
「もしここで変われなかったとしたら、どんなことが待ち受けていますか?」
「今の人生で何か欠けているものがあるとしたらどんなものがありますか?」
「どうしてそのことが必要なのでしょうか?」
痛みを具体的にイメージしてもらいましょう。
そして痛みを最大化した後は快楽を最大化します。
「もしそのことが実現できたら、どんな未来が待ち受けているでしょうか?」
「そのことが実現できた時、お子さんは、あなたのことをどう思うでしょうか?」
コーチはリーダーです。
クライアントのビジョンを具現化し、思考を現実化してあげましょう。
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一般社団法人日本エグゼクティブコーチ協会 会長
株式会社コーチビジネス研究所 代表取締役
中小企業診断士
国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ
エグゼクティブコーチとして、独自に開発した『価値観の調和マネジメント』の中小企業の皆様への導入支援と組織開発に取り組んでいます。学生時代に支えて頂いた中小企業の皆様への恩返し・恩送りを胸に、大学卒業以来中小企業支援一筋で取り組んでまいりました。これまで関わった企業数は延べ3,800社になります。”経営者一人一人にコーチを”という社会の実現を目指し、『価値観の調和マネジメント』を通して、『幸せ創造企業』の成長と発展に貢献したいと考えています。